介護保険でレンタルできる人
実母の介護を約19年しているKさんですが、このサイトの読者も親の介護に役立つ情報や体験談などを探していると思います。
今回は介護保険を利用することで必要な介護用品をレンタルできるメリットがあります。またレンタルできる介護用品、介護保険を使って安く介護用品レンタルする方法についてまとめました。
レンタルできる条件は要介護1以上の認定を受けている方
介護保険を使ってレンタル出来る条件は、要介護申請して要介護1以上の認定を受けていることが必要です。要介護度に応じて特定の商品がレンタルできます。具体的には介護度に応じて適切な福祉用具をレンタルできるため、日常生活のサポートに役立ちます。
ここで気になる点は何でもレンタル出来るのではなく、介護保険を使ってレンタルできる介護用品が限定されているということです。
レンタルできるのは福祉用具貸与13品目に限定されています
介護保険での介護福祉用品レンタルは特定の13品目に限定されています。親の介護が始まると要介護の状態によって必要な介護用品が徐々に増えていきます。
Kさんのお母さんは最初に車いすを自費で購入、歩行器を自費で購入しましたが数年後に車椅子の修理が必要になったのです。しかし購入後、何年も経過すると部品が無いという理由で修理の受け入れ先が難しく、値段の高い車椅子だったのに後に困ることになりました。
こうした体験から現在は、リクライニング・ティルト車椅子を介護用品レンタル大手 株式会社フロンティアから借りています。
その他に身体機能が低下してきたので可動部分が多い介護ベッドをレンタル、トイレで立ち上がりが不安定になったので摑まって体が支えるようにトイレの手すり、トイレの立ち上がり補助ポール(トイレの突っ張り棒)をレンタルしました。
高齢者は自立歩行が出来なくなると車椅子生活になり、その後は寝たきりになりと要介護度は変化します。高齢者になればなるほど要介護度が変化しますので、それに応じて必用な介護用品が入れ替わるので私の体験上、介護用品レンタルはおすすめです。
買えば高いし修理も自分でする必要がありますが、借りている介護用品はレンタル会社が修理メンテナンスをやってくれるので手間と費用がかからない大きなメリットがあります。
福祉用具貸与の対象は以下の13品目で、要介護度に応じて異なります。(「車いす」「車いす付属品」「特殊寝台」「特殊寝台付属品」「床ずれ防止用具」「体位変換器」「認知症老人徘徊感知器」「移動用リフト」)は、要支援1・2、要介護1の人は原則保険給付の対象となりません。)
また、自動排泄処理装置は要支援1・2、要介護1・2・3の人は原則保険給付の対象となりません。厚生労働省:どんなサービスがあるの? – 福祉用具貸与 福祉用具貸与13品目
レンタルした介護用品5選
車いす:リクライニング・ティルトタイプをレンタル
移動のサポートに必要な車いすをレンタルできます。車椅子の種類は大きく分けると4種類で、標準タイプ、モジュールタイプ、リクライニング・ティルトタイプ、電動タイプがあります。
Kさんが自宅で介護している実母のゆみこさんは、大腿骨骨折をして立ち上がりができなくなったのでベッドから車いすへの移乗が難しくなりました、問題は病院へ診察に行くのにどうやって車椅子に乗り移るか?どうやって介護タクシーに乗るか?です。
この問題を解決するのにケアマネージャーが介護用品レンタル会社に交渉してリクライニング・ティルトタイプを届けてもらい、通院時にベッドから横に寝たままスライドシートを使ってベッドから車いすに移乗するときに使っています。
特殊寝台・介護ベッド:3モーター介護ベッドをレンタル
介護用ベッドや特殊な寝台を必要とする方に適しています。要介護度が高くなると寝たきりなどベッドの上で生活を過ごすことが多くなりますので、通気性が良く、上半身をモーターで動かしリクライニングできる機能、転落防止の柵レールが安全性を高めます。
ベッド上で体位向きを変更するときにベッドの柵につかまって寝返りをする、ヘルパー、看護師、家族の介護がやりやすい構造で作られた介護ベッドです。
床ずれ防止用具:エアーマットレスをレンタル
高価な商品ですがエアーマットレスや車椅子クッションなど体位変換や圧迫ケアに役立つ床ずれ防止用具をレンタルできます。床ずれ(褥瘡(じょくそう))になると圧迫部の血流悪化、皮膚の擦り傷、重篤になると筋肉や骨まで達します。
慢性褥瘡は治りにくい長期間症状が続くので、医療従事者、介護関係者は床ずれにならないよう気を使っています。
体位変換器(たいいへんかんき):車椅子クッションをレンタル
寝たままの体位変換をサポートするための器具です。枕型のもの、体位を支えて安定させるためにベッドと体の間に挟むクッション、ベッドの上を引っ張って移動できるスライドシート、マットレスなど。
手すり:トイレの手すりと立ち上がり補助手すりをレンタル
安全な移動や立ち上がりをサポートするための手すりをレンタルできます。この手すりが必要な場所が多く、杖のようなタイプから、玄関やスラロープにつかまる手すりの設置、室内でベッドから立ち上がりに棒につかまって体を安定させるポールや、トイレで突っ張り棒がないと便器に座った位置から立ち上がれないというのでKさん実母の介護にトイレの手すりと、掴まって立ち上がる突っ張り棒(立ち上がり補助手すり)をつけてもらい、自力で便座から立ち上がる目的でレンタルしていました。
実際にレンタルした介護用品を自費で購入した場合、費用は100万円を超えるかもしれません。取付や修理メンテナンスなど家族が購入店に依頼する必要があるほか、定期的な点検と交換する必要があります。
親の介護をしている家族は手間と費用がかかる面倒なことは、介護用品レンタル会社(株式会社フロンティア)が全部やってくれるのでとても助かっていますし、買うよりレンタルでよかったなと思っています。
介護用品レンタルで選ぶ、車いすの種類と人気メーカー
車いすの必要性
病気やけがが原因で歩けない、自立できない、足腰に不安がある方の生活を支えるのが車いすです。病院や老人介護施設で使っていたものを自宅でもそのまま使いたいと考える方もいるでしょう。しかし、病院などで使用されている車いすがそのまま自宅用として使用できるとは限りません。
自分で車椅子を動かせる方は自宅の狭い廊下を通ったり、自分で移乗や乗り降りをしたりする必要があるほか、車で外に持ち出すこともあります。自分で車椅子の移動ができない場合は介護者か家族が車椅子を押してくれます。
そのため、自分で移動する場合も介護者が操作する場合でも、基本操作しやすいタイプや持ち運びしやすい介護用タイプなど機能的な車いすが必要になります。これは健康で歩けるときには気づかなかったと思いますが、自分自身で車椅子が必要になり、家族が車椅子を利用するような身体になったときに重要性を強く感じるようになりました。
自走式車いす売れ筋ランキング
車椅子もAmazonで買う時代か!?と感じましたが、高額な介護用品でも自費扱いで購入して長い目で見れば安くしたい、初期費用を安く抑えたい、安い車椅子を買いたい方向けにインターネット通販で買える車椅子を調べました。
Amazon売れ筋ランキング車椅子は2万円~3万円台で売っています、国産メーカーの車いす値段はもっと高額なので安い低価格で驚きました。売れ筋ランキングで口コミ、レビューが多い車いすを買いたい方は参考になると思います。
ケアテックジャパン ハピネス CA-10SU

- Amazon売れ筋ランキング ドラッグストア 自走用車いす部門 1位
- 洗濯可能なメッシュシートで清潔に使える。
- ドラム式ブレーキを採用しているため、軽い力でしっかりと駐車できる。
- 安全ベルトがついているので、体のズレや転倒防止に効果的。
- 折り畳み式なので自動車に乗せるときタクシーのトランクに入れやすい。
- 寸法: 61.5×90×96.5cm、重量: 12kg、ノーパンクタイヤ(22インチ)
- 価格2万2400円 驚くほど安い低価格。
ナイスウェイ Nice Way8

- Amazon売れ筋ランキング ドラッグストア 自走用車いす部門 6位
- Amazon自走用車いす部門 高レビュー4.2 22個の評価
- メッシュシート、丈夫で軽量アルミ製フレーム
- ノーパンクタイヤ、安心ブレーキ設計
- 寸法:・全幅約62cm/(折り畳み時約27cm)・全高約88cm/(折り畳み時約75cm)・全長約104cm 、重量: 13.2kg
- 価格3万4800円 驚くほど安い低価格。
介助式車いすレンタル介護保険利用商品
車いすレンタルは担当ケアマネージャーに相談するとお住いのエリアから業者選択、介護用品カタログと車いすレンタル手続きの代行まで行ってもらえます。
お住いの地域に介護用品レンタル会社が何社あるかはインターネットで「介護用品レンタル 東京」とか「車いすレンタル 千葉」など地域名を入れて検索すると検索結果がわかりやすいです。
ダスキンヘルスレント車いす介助式標準タイプ DHR CORE-21B HB

- ダスキンヘルスレントオリジナルの「DHRCORE(ディーエイチアール コア)」
- 前ズレしにくい座クッション
- 制菌加工で衛生的&消毒剤が使用可能
- こだわりの背フレーム後方曲げ機構
- 背中全体の圧を分散する立体スリングシート
- フレーム/アルミ製
- シート・クッションカバー/ポリ塩化ビニル
- 背シートベルト/ポリプロピレン
- 幅28×長さ93.5×高さ65.5cm(折りたたみ時)11.4kg
- レンタル料金4,600円/月
- 介護保険利用時負担額460円/月
ダスキンヘルスレント車いす介助式多機能タイプ DHR CORE-61B HB

- ダスキンヘルスレントオリジナルの「DHRCORE(ディーエイチアール コア)」
- 制菌加工で衛生的&消毒剤が使用可能
- 医療関係の衣類に使われる制菌加工素材
- 耐次亜塩素酸ナトリウム・耐アルコール
- 前ズレしにくい座クッション
- こだわりの背フレーム後方曲げ機構
- 背中全体の圧を分散する立体スリングシート
- 体格に合わせて座面・肘置き高さを簡単調整
- フレーム/アルミ製
- シート・クッションカバー/ポリ塩化ビニル
- 背シートベルト/ポリプロピレン
- 幅27×長さ95.5×高さ67.5cm(折りたたみ時)14.2kg
- 移乗・介助しやすいサポート機構
- 乗り移りの際に邪魔にならないよう開閉したり、着脱ができます。
- アームサポート跳ね上げ
- フットサポート取り外し
- スイングアウト・イン
- レンタル料金6,000円/月
- 介護保険利用時負担額600円/月
車椅子の選び方
車いすは、移動の自立をサポートする重要な福祉用具です。しかし、多くの種類や機能があり、選ぶ際には慎重な判断が必要です。ここでは、車いすの選び方について詳しく解説します。
- 自走式車椅子か介助式車椅子かを選ぶ。
- 電動式車椅子も選べる。
- サイズが身体に合った車椅子を選ぶ
- レンタルするか購入するか選ぶ
- 介護保険を利用してレンタルすると自己負担は原則1割で可能
- 要支援1、要介護1でも介護保険使用して車いすレンタル可能
- スタンダードタイプは初心者から利用する経験が長い方まで気軽に使用できる。
車いす失敗しない選び方と車いすの種類
車椅子には大きく分けての4つの主な種類があります。使用目的が室内用であれば狭い通路や廊下を通れるよう幅やサイズが重要視されます。屋外用目的であれば長時間車椅子に乗っているためクッション性や座面サイズも気にかかります。
また自動車やタクシーなどに搭載して移動する目的であれば折り畳み式、軽量コンパクトの車いすが人気あります。実母の介護をしている経験上、車いすに乗って外出する際には尿量が多くダイヤパー(おむつ)から尿が漏れる場合があるので、清潔感を保つため車いすの座面は水洗いが可能な素材で掃除が簡単な方が便利です。
スタンダードタイプ(標準タイプ)
一番多く利用されている車椅子の種類で自走用と介助用の2種類があり、座席幅が40cmになっており±20cmが基本サイズ。背もたれと座席が1枚の布でできている基本的な車いすで、シンプルな構造です。
機能付き・モジュールタイプ(多機能型)
自走式車椅子より後輪が小さく肘掛け跳ね上げ式車いすへの移乗がスムーズなのが特徴。脚部スイングアウト式は介助者が要介護者ケアを前方からやりやすく設計されて、足漕ぎリハビリにも適している。
利用者の身体に合わせたサイズ、足置きやフットレストが調節可能なタイプで生活環境や利用に応じてサイズ変更が可能な利便性が高い機能が良い点です。
ティルト・リクライニングタイプ
背もたれや座面が傾斜調整でき、長時間の使用に適しています。背もたれと座面が座ったままの角度を維持しながら調整ができるティルト機能。
背もたれが倒れベッドに寝ている姿勢、ストレッチャー(担架)と同様に角度調整が可能なリクライニング機能を備える。寝たきり要介護者が標準式車いすに移乗できない際にリクライニングタイプの車いすが便利です。
普通のタクシーは車いすに座ったまま乗車できないサイズなので、病院など通院で移動が必要な際には介護タクシー予約する際にリクライニング式、ストレッチャーで乗車可能のハイエースタイプの車種を呼んで利用しています。
電動車いすタイプ
電動車いすは電動力で走行できる為ため腕力の弱い方、握力が弱い人でも移動がスムーズにできるうえ誰にでも操作が簡単な特徴があります。
手こぎが不要、介助をしてもらわなくても良いメリットがある。長時間、長距離はバッテリー持続時間の関係上制限があること、電動車いすは高価であるため介護用品費用の出費が増えるのがデメリットです。
車いすレンタル値段の相場
車いすの値段は、種類や機能によって異なります。自己負担1割の介護保険を使って車いすをレンタルする場合は月額料金の10分の1がレンタル料金になります。自走式・介助式の標準タイプの月額レンタル料金は500円~800円が平均相場です。
- 自走式・介助式の標準タイプ: 月額約5,000~8,000円(500円~800円)
- リクライニング・ティルトタイプ: 月額約8,000~15,000円(800円~1,500円)
- 電動車いす: 月額約15,000~40,000円(1,500円~4,000円)
()内は介護保険利用時負担額 円/月
車椅子のサイズ
車椅子のサイズは、JIS(日本工業規格)で決まっています。
- 全幅: 700mm以下
- 全長・全高: 1200mm以下
- 手動車いすのフットサポート高: 50mm以上
平均的な車いすのサイズは以下の通りです。
- 横幅: 60~70cm
- 長さ: 95~110cm
- 高さ: 85~95cm
車いすは、快適な日常生活をサポートする大切なツールです。意外に見落としがちですが室内での通路幅やドアの設計基準にも注意し、安全で快適な車いすを選びましょう。選ぶ際には、自身の体の状態や使い方に合わせて、適切な車いすを選び方が重要です。
介護用品レンタルで選ぶ、特殊寝台・介護ベッドの種類と人気メーカー
介護用特殊寝台(または介護ベッド)は、身体の状態やお部屋の広さ、自立に向けた付加機能を考慮して選ぶ必要があります。
室内が広く介護ベッドを置いても四方から介護ケアができる自宅にお住まいの環境であれば問題ないですが、マンション、アパート住まいだとベッドサイズや床素材によってベッド重量も考慮する必要があります。
Kさんは母親の介護ベッドは3モーターベッドをレンタルしています。背上げ、脚上げ、ベッド高さ調整機能があるので食事介助や、リラックスするときに良い姿勢が保てるのが介護ベッドを選ぶときの理由です。これは利用者だけでなく、介護者も楽な姿勢で作業ができるメリットがあります。
気になるレンタル料金も介護保険を使って費用を抑えられたのと、寝たきりだと24時間介護ベッドの上にいるので料金が高くても一番使用頻度の高い介護用品と考えました。買えば高い介護ベッドですが介護保険を使って介護用品会社からレンタルしています、我が家ではベッド以外の商品も含めて月額3,300円未満の支払いで収まっています。
ここでは、特殊寝台の種類と人気メーカー、スペックについて私と同じように家族の自宅介護をしている方向けに、介護ベッドレンタルを検討している方向けに参考になるように詳しくご紹介します。
特殊寝台(介護ベッド)の種類
- 背上げ機能付きベッド(1モーターベッド)
- 背上げ機能があり、起き上がる際の補助やサポートに適しています。
- 背上げ機能+膝上げ機能付きベッド(2モーターベッド)
- 背上げと膝上げの両方の機能があり、さらなる快適さを提供します。
- 背上げ機能+高さ調整機能付きベッド(3モーターベッド)
- 背上げ、膝上げ、高さ調整の3つの機能が単独で操作できます。
- 背上げ+膝上げ+高さ調整機能付きベッド(3モーターベッド)
- さらにベッド全体の傾斜調整機能があり、自然な姿勢で休息できます。
人気の特殊寝台(介護ベッド)メーカー
特殊寝台(介護ベッド)は、身体障害者や高齢者、介護の家族にとって重要な福祉用具です。以下は、日本国内で人気の特殊寝台メーカー5社をご紹介します。
パラマウントベッド
- 日本で初めて電動ベッドを開発し、医療・介護用ベッドの国内シェアNO.1の企業です。
- 主力製品は「楽匠シリーズ」で、「楽匠プラス」が最新機種です。
- 現行事業に力を入れており、健常者向けに快適な睡眠を提案する「アクティブスリープ」なども手掛けています。
フランスベッド
- 日本最大手のベッドメーカーで、日本に合わせたベッドづくりをコンセプトにしています。
- 介護部門では、福祉用具レンタルシェアが高く、マルチポジションベッドや寝返り支援ベッドなどの製品を開発・販売しています。
プラッツ
- 介護ベッド市場で第2位のシェアを獲得しているベッドメーカーです。
- 主力製品は、誤嚥リスクや褥瘡リスクの低減が期待できるハイバックサポート機能を有する超低床介護ベッド「ラフィオ」です。
シーホネンス
- 看護・介護が必要な方に安心・安全な環境を提供する製品を開発・研究しています。
- 電動ヘッドレスト付低床ベッド「笑(エミ)」などを発売しています。
ランダルコーポレーション
- レンタル卸を開始した企業で、レンタル事業に強みを持っています。
- 主力製品は「リライフベッド」などです。
これらのメーカーは、安全で快適な特殊寝台を提供しており、利用者のニーズに合った製品を選ぶ際に参考になります
介護ベッドのスペック比較
- モーター数
- 2モーター: 背上げ・膝上げ・高さ調整がそれぞれ単独で操作可能。
- 3モーター: さらにベッド全体の傾斜調整機能が追加されます。
- ベッドサイズ
- ショート、レギュラー、ロングなど、身長に合わせて選択できます。
特殊寝台は、介護保険のレンタルにも採用され、在宅介護利用者に幅広く利用されています。適切な特殊寝台を選び、快適な日常生活をサポートしましょう。
床ずれ防止用具の選び方: 要介護の家族向けガイド
床ずれ(褥瘡(じょくそう))は、寝たきりの方や要介護者にとって深刻な問題です。体の一部が長時間同じ圧力にさらされることで、皮膚や組織が損傷を受け床ずれが発生します。ここでは、床ずれ防止用具の特徴と選び方について詳しく解説します。
床ずれ防止用具とは?
床ずれ防止用具は、ベッドや車いすなどで同じ姿勢を続けている方の体圧を分散し、床ずれを予防するための福祉用具です。以下の特徴があります。
- 静止型マットレス:
- ゲルなどの柔らかい素材で作られています。
- 体圧を分散し、むくみや骨突出のリスクを抑えます。
- 寝返りがしやすく、快適な寝心地を提供します。
- 圧切替型エアーマットレス:
- 空気の筒で作られています。
- 圧力を調整でき、体重が特定部分にかかりすぎないようにします。
- 自動的に体位を変換できる点が魅力です。
- 車いすクッション:
- 車いすでの座り方に合わせておしりにかかる圧力を分散します。
- 自力での座り直しや姿勢が崩れないように保つのが難しい方に適しています。
- 体位変換器:
- ベッドでの寝返りが難しい方の身体を移動させて同じ部位への圧力を軽減します。
- 介護者の負担を軽減し、床ずれ予防に効果的です。
介護保険の対象者・利用条件
床ずれ防止用具をレンタルする条件として、要介護2〜5の認定を受けている必要があります。ただし、要支援1〜2・要介護1の方がレンタルできる場合もあります。医師の所見やケアマネージャーの確認によって判断されます。
費用・料金表
床ずれ防止用具はレンタルが一般的です、ケアマネージャーとケアプランを作成してもらい、地元の介護用品レンタル会社を選定して商品カタログを見せてもらって必要な床ずれ防止用具をレンタルする方法もサポートしてもらえます。
費用について、床ずれ防止用具のレンタル月額料金は介護保険を利用して以下の目安になります(介護保険利用1割負担)。
- 静止型マットレス: 500~700円
- 圧切替型エアーマットレス: 800~1100円
- 車いすクッション: 200~400円
- 体位変換器: 100~200円
床ずれ防止用具おすすめの選び方
- 利用者の体位や状態に合った床ずれ防止用具を選ぶことが大切です。
- 選ぶ際の基準として、素材、圧力分散、ずれ対策、湿潤対策、安定性を考慮しましょう。
床ずれ防止用具メーカーの特徴と代表商品
以下は、日本国内で人気の床ずれ防止用具メーカーとその代表的な商品をご紹介します。
いわしや医療株式会社

- 特徴: 独自の技術で開発された床ずれ防止用具を提供しています。
- 代表商品: エアマスターネクサスR
株式会社ケープ

- 特徴: 福祉現場での臨床データに基づく研究開発を行っている専門メーカーです。
- 代表商品: スモールチェンジラグーナ
株式会社シガドライ・ウィザース

- 特徴: 高機能マルチエアマットレスを提供しています。
- 代表商品: オスカー ハイブリッドタイプ MOSC83
株式会社タイカ

- 特徴: 安心安楽な自動体位変換器を開発しています。
- 代表商品: スモールチェンジ ラグーナ
パラマウントベッド株式会社

- 特徴: 日本で初めて電動ベッドを開発した企業で、国内シェアNO.1です。
- 代表商品: アクションパッド
株式会社モルテン

- 特徴: 高機能マルチエアマットレスを提供しています。
- 代表商品: ウェーブストレッチマットレス
その他のメーカー
- 他にも多くのメーカーが床ずれ防止用具を提供しています。
- 利用者のニーズや予算に合った製品を選ぶ際に、各メーカーの特徴や商品を比較してください。
これらのメーカーは、安全で快適な床ずれ防止用具を提供しており、利用者の要望に合った選択肢を提供しています。介護保険を利用して介護用品をレンタルする際、床ずれ防止用具は重要なアイテムです。
床ずれは、体圧によって皮膚が損傷を受ける問題であり、特に寝たきりの方や長時間同じ姿勢で過ごす方にとって注意が必要です。介護保険を利用して適切な床ずれ防止用具を選び、皮膚の健康を守りましょう。
【関連情報】床ずれ防止用具の人気メーカー|CRX Order SystemネクサスRプラス CR-677 床ずれ防止用具の人気 メーカー|商品情報|CAPE:床ずれ防止用具の専門メーカー、株式会社ケープ 床ずれ防止用具の人気 メーカー|エアーマットレス|介護用品・福祉用具のレンタルなら。はーとらいふのWebカタログ。 床ずれ防止用具の人気メーカー|トライセル| CAPE:床ずれ防止用具の専門メーカー
体位変換器のレンタル件数は50%増加、介護用品貸与市場拡大
長時間ベッドの上で過ごす時間が多い生活習慣になると、皮膚が赤み(発赤)や、姿勢が傾いてしまうなどの方は体位変換器を利用する方が床ずれ防止に役立っている。
厚生労働省の福祉用具貸与価格の適正化に関する調査研究事業報告書によると、介護保険による福祉用具貸与件数と委託先データから体位変換器レンタル件数が平成29年と令和2年を比較すると50.1%増加しており、介護福祉用品レンタル市場全体が拡大していることが裏付けされている。
体位変換器の貸与件数
| 平成29年10月 | 平成10年10月 | 令和元年年9月 | 令和2年年1月 |
| 28,413 | 36,586 | 40,985 | 42,712 |
※表は厚生労働省資料を元に筆者が作成
厚生労働省が作成した「福祉用具貸与価格の適正化に関する調査研究事業報告書(案)」の分析データによると、福祉用具レンタルの商品項目で体位変換器のレンタル件数が大幅増加していることがわかる。
平成29年は2万8413件から令和2年に4万2712件に増え、増加率は約51%も上昇した。自分で寝返りができない、つかまれば自分で寝返りができるの身体状態により要支援2より、要介護2以上の方に体位変換器の需要が高まる結果となっている。
体位変換器(ポジショニング)とは
体位変換器は、寝たきりの方や長時間同じ姿勢で過ごす方にとって重要な福祉用具です。体位変換を行うことで、床ずれ(褥瘡)のリスクを軽減し、皮膚や組織の損傷を防ぎます。寝たきりの方や長時間同じ姿勢で過ごす方にとって重要なアイテムです。体位変換器は、ベッド上で利用者の身体を移動させたり、適正な位置に安定させたりする役割を果たします。
※褥瘡:読み方(じょくそう)
体位変換器の種類
ポジショニング・体位変換器の種類は大きく分けて3種類あります、スライディングシートは、ベッドや車椅子などの表面で患者を滑らせるために使用される補助具です。バナナ型クッションは、体位変換や圧迫ソリューションに使用される特殊なクッションです。くさび型体位変換器は、患者の体を特定の角度でサポートするために使用されます。これらの補助具は、高齢者や体の不自由な方々の日常生活をサポートするために重要です。
スライディングシート

- 引き出しながら身体の姿勢を変え、ベッドサイドに固定して体勢を維持します。
- 通常、滑りやすい素材(例:ナイロン)で作られており、患者の移動をサポートします
- 車椅子からベッドへの移動や、ベッド上での体位変換に適しています。
- 軽度な力で体位変換ができる便利なアイテムです。
商品URL: https://item.rakuten.co.jp/rapportshopsite/428106/?variantId=428106-L-BL
バナナ型クッション

- その形状はバナナに似ており、患者の体をサポートし、圧力を分散させます。
- 体位変換中に患者の皮膚を保護し、褥瘡(床ずれ)の予防に役立ちます。
- 取っ手を引いて姿勢を変え、その後支えとして保定できます。
- ウレタン製のクッションが一般的です。
商品URL https://item.rakuten.co.jp/sanai-kaigo/ke-p112t/
くさび型体位変換器

- テコの原理を利用して体位を変えるための器具です。
- おむつ交換のときに体を横向きに支えることができます。
- 背中や腰、足などの部位に適した形状があります。
- 痩せていると骨が当たり床ずれの原因を防ぎます。
- 通常、ウレタンフォームやジェルで作られており、ベッドや椅子の下に挿入されます。
- 患者の体を適切な角度に保持することで、呼吸や循環の改善を促進します。
商品URL https://item.rakuten.co.jp/asiaresource/ar-096-s/
人気の体位変換器メーカー
- キュオラ
- 通気タイプのマットレスやクッションを提供しています。
- オスカー
- 電動ヘッドレスト機能や足先完全水平機能を備えた特殊寝台を展開しています。
- ラクラ
- 通気タイプのポジショニングマットレスが人気です。
体位変換器は、快適な日常生活をサポートするために重要なツールです。介護保険を利用して適切な体位変換器を選び、褥瘡予防に努めましょう。
立ち上がり補助手すりの選び方と人気メーカー
立ち上がり補助手すりは、高齢者や足をケガした人など、足腰が弱い人々の生活をサポートする重要なアイテムです。工事不要な置き型手すりは、手軽に取り入れられ、リビング、トイレ、ベッド横などで幅広く活躍します。しかし、形状や素材はさまざまで、どれを選べばよいか迷うこともあります。以下は、立ち上がり補助手すりの選び方と人気メーカーの一部です。

商品URL https://item.rakuten.co.jp/emoorlife/yo-htesuri/
立ち上がり補助手すりの選び方
- 設置する場所に適した手すりを選ぼう
- リビングや和室などの生活スペースで使うなら、スタンドタイプの手すりが適しています。高さのある簡易的な手すりで、軽量で持ち運びやすいものが多いです。身長や体の状態に合わせて選びましょう。
- トイレで使用するなら、左右に手すりがあるタイプがおすすめです。便座の両脇に手すりがあるため、両手で体を支えられます。
- ベッドから立ち上がるときに使用する場合は、L字型の手すりが便利です。マットレスの下に挿入して固定するタイプで、ベッドサイドの好きな場所に設置できます。
- 床との接触面が広い土台を選ぼう
- 安定感を重視し、床との接触面が広い土台を選びましょう。
- それぞれの特徴にあう素材をチョイス
- 竹やステンレスなど、耐久性のある素材を選ぶことが重要です。
- 体格・身体機能に合わせて使えるよう、高さ調整できるものがベター
- 異なる高さの手すりが複数あるものや高さ調節が簡単なものも販売されています。
- 使用者の手にあう握りやすい手すりを選ぼう
- 手すりを引っ張って立ち上がるなら、突っ張りタイプが適しています。天井と床の間の突っ張る力で固定する形状で、安定感があります。
人気の立ち上がり補助手すりメーカー
- ファミリー・ライフ: 立ち上がりサポート手すり
- アロン化成: 上がりかまち用手すり
- カクセー: トイレセーフティロール2
トイレ手すりの選び方
トイレ手すりは、座る・立ち上がるなどの上下動作が多いため、縦型やL字型の手すりがおすすめです。手すりの縦部分は、便座の先端から約20~30センチ程度前に設置すると、立ち上がりやすくなります。
手すりを便器から近すぎる位置に設置すると、腕の力を使って立ち上がることになり、手すりの役割を十分に果たせません。立ち上がったときに、手すりが体よりも前にくるような位置に設置しましょう。
手すりの水平部分は、便座から約23~30センチ程度の高さに取り付けます。ペーパーホルダーの位置も考慮して設置しましょう。
スタンダードなトイレまわり手すり

- 手すり径φ34mmの樹脂製動作補助手すり。
- 姿勢保持やトイレでの立ち上がり・座りつきをサポート。
- 抗菌効果あり。
商品URL https://item.rakuten.co.jp/mckey/a0985ottb/
トイレ手すりおすすめは「L型」
トイレの手すりは縦型やL字型の手すりが一般的です、これらは安定感があり使いやすい形状です。手すりを設置する位置を便器の正面にする場合は、トイレ内のスペースによっては前かがみの姿勢になったときに頭をぶつける可能性がありますので注意が必要です。
トイレの手すりの取り付け位置によっては、男性が立ち姿勢で用を足すときに腰が当たり、介護者が腰をぶつけてしまうこともあるため、手すりの位置を慎重に選ぶことが必要です。取付に工事が必要な場合はトイレリフォームと同時にすると費用が抑えられます。
トイレ手すりの設置場所
トイレリフォーム工事をしないで手すりを設置する位置は、利用者の身体的特性やトイレのレイアウトに合わせて決定します。
便器の正面に設置する場合は、頭をぶつけないように注意し、適切な高さで設置しましょう。
また、トイレットペーパーホルダーの位置や距離との兼ね合いも考慮してください。
トイレ手すり人気メーカー
カクセー
- トイレセーフティロール2
幸和製作所
- トイレ用手すり | EXH01
アロン化成
- 安寿 | 洋式トイレ用フレーム S-はねあげR-2
マツ六
- たよレールrest 便器固定両手すりはね上げタイプ | BZR-01W
Nother
- Botthorse トイレ用手すり
スペックに注目
- トイレ手すりのサイズをチェックし、トイレのスペースに合ったものを選びましょう。
- 調節可能なタイプや収納できるタイプも検討してください。
- 滑り止め付きや耐荷重を確認して、安全性を重視しましょう。
介護保険で費用を抑えてレンタル
トイレ手すりは介護保険を利用してレンタルすることができます。介護の必要な方々にとって、快適で安全なトイレ環境を整えるために、適切な手すりを選んでくださいね。
トイレで転倒、座ったまま立ち上がれなくなる高齢者や体の不自由な方々がいます、毎日使うだけにとても重要なアイテムです。持ち家で快適なトイレを望むならトイレリフォーム工事をすることも可能、借家暮らしなら介護保険の1割負担を使って安くレンタルする節約方法も選ばれています。
選び方や設置位置を慎重に考え、安全で快適なトイレ環境を整えましょう。
要介護認定の基準と申請方法

要介護認定とは
要介護認定は、対象者がどの程度の介護を必要とするかを7段階の数値で表したものです。この認定が下りることで、公的な介護保険サービスを利用できます。自宅で暮らしながら、生活援助や身体介護を受けることができます。また、施設入居も必要であれば選択できます。介護保険サービスは1〜3割の自己負担で受けられるため、高額な費用をかけずに適切な介護を受けることができます。
要介護認定の基準
要介護認定は、介護の手間に係る審査判定を一次・二次の2段階で実施し、状態の維持・改善可能性に係る審査判定を通して要介護者と要支援者を選別します。要介護認定の度合いは、介護認定等基準時間を基に判断されます。この基準時間は、対象者を介護する手間や労力を時間に換算した指標です。症状が重いほど介護に費やす手間や労力も増え、要介護認定等基準時間も長くなります。
要介護認定の基準時間と区分
要介護認定等基準時間は、その人の「能力」、「介助の方法」、「(障害や現象の)有無」から統計データに基づき推計された、介護に要する時間(介護の手間)を「分」という単位で表示したもので、この時間に基づいて一次判定の要介護度が決定されます。
要介護認定等基準時間の意味
これらの時間は、実際のケア時間を示すものではありませんが、各行為ごとの介護の手間が相対的にどの程度かかっているかを示しています。
また、一次判定ソフトがどの行為により多くの介護時間を要すると判断しているかを知ることができます。要介護認定等基準時間は、介護サービスの必要度を評価するための重要な指標です。
- 要支援1: 25分以上32分未満
- 要介護1: 32分以上50分未満
- 要介護2: 50分以上70分未満
- 要介護3: 70分以上90分未満
- 要介護4: 90分以上110分未満
- 要介護5: 110分以上
要介護認定の申請
要介護認定を受けるには、お住まいの市区町村の窓口で申請を行います。申請に必要な書類は、申請書、マイナンバーの確認ができる書類(個人番号カード又は通知カード)、身分証明書、介護保険を利用されている方は介護保険の被保険者証、医療保険を利用されている方は医療保険の保険証、主治医意見書作成依頼のため主治医の氏名と医療機関の名称及び所在地が必要です。
要介護認定を受けて適切な介護サービスを利用し、快適な日常生活を送りましょう。
介護用品レンタル手続き
介護用品レンタルの選定は、ケアマネージャーが判断するのではなく、主治医やリハビリの専門職、福祉用具専門相談員など、多職種が連携して利用者の身体的動作を確認して決めます。具体的な手続きは以下の通りです。
ケアプランに盛り込む
福祉用具をレンタルで利用する場合、ケアプランに盛り込んでもらうことが必要です。
担当のケアマネージャーや地域包括支援センターに使用したい福祉用具のレンタルが可能か相談してみましょう。
適切な介護用品の選定
利用者のニーズに合った介護用品を選定します。
ケアマネージャーは、利用者の状態や希望を考慮しながら、適切な福祉用具を提案します。
介護用品レンタル手続き代行
介護用品の手続きは煩雑な場合があります。ケアマネージャーは、利用者の代理として手続きを進めてくれます。
具体的にはレンタル手続きや必要な書類の提出などをサポートします。介護用品レンタルは、利用者の快適な日常生活をサポートするために重要な一環ですので、ケアマネージャーと連携して適切な福祉用具を選定しましょう。
まとめ
介護とは体力的、精神的にも負担がかかり費用がかかるのでお金が必要です。親の介護をもうすぐ20年している私は、最初は嫌々ながら実母の介護をしてきました。介護保険申請・認定から介護サービスが使えるようになり介護保険を使って自己負担金が1割に抑えられ、快適な介護環境が整いました。
親の介護に必要な介護用品レンタルした車いす、介護ベッド、トイレ手すり、エアーマットレスなどは床ずれ防止で利用しています。体位変換器のクッションは身体能力の変化で不要になったためレンタルを返却して介護費用を節約しました。
在宅介護で介護用品が必要になったとき、高額予算で買わずにレンタルするのは経済的に助かります。介護用品の選び方、費用、介護保険を使ってレンタルできる商品などの情報が親の介護をしている方へ役立つ情報になれば幸いです。



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